ワキガで洋服が黄ばむ?考えられる原因と対策を徹底解説!
大阪府大阪市の古林形成外科難波院です。当院では日本形成外科学会認定の形成外科専門医が患者様一人ひとりの状態に合わせた、ワキガ治療をご提供しています。
洋服を脱いだ時や洗濯の際に、ワキ部分の黄ばみが気になり、「もしかしてワキガが原因なのでは」と不安に感じたことはありませんか。ワキの黄ばみは見た目の問題だけでなく、においと結びつけて考えられやすいため、悩みを抱えやすい症状のひとつです。
本記事では、洋服のワキが黄ばむ原因としてワキガがどのように関与しているのかを解説するとともに、ワキガ以外に考えられる原因、セルフケアの方法や対策まで分かりやすくご紹介します。
洋服のワキの黄ばみはワキガが原因?

結論からお伝えすると、洋服のワキの黄ばみはワキガが関係している場合があります。 ただし、ワキ部分に黄ばみがあるからといって、必ずしもワキガであるとは限りません。ワキガ体質の方では黄ばみが目立ちやすい傾向はありますが、黄ばみの原因は一つではなく、複数の要因が関与しています。
ワキガ体質の方では、汗の性質が通常の汗と異なるため、衣類に成分が残りやすく、結果としてワキ部分が変色しやすくなることがあります。このような体質的な特徴が、黄ばみと関連していると考えられています。
一方で、皮脂の分泌量や制汗剤・デオドラント製品の使用、洗濯方法、衣類の素材などによっても、洋服のワキが黄ばみやすくなります。また、ワキガ体質であっても、生活習慣や衣類の管理状況によっては、黄ばみがほとんど目立たない場合もあります。その点には留意が必要です。
ワキガによって洋服の黄ばみが起こるメカニズム

ワキガによる洋服の黄ばみは、アポクリン汗腺から分泌される汗の成分と、その後に起こる酸化反応が関与して生じます。
人の汗腺には、大きく分けてエクリン汗腺とアポクリン汗腺があります。エクリン汗腺から分泌される汗は、体温調節を目的としたもので、成分の大部分が水分です。そのため、基本的には無色透明で、衣類に付着しても黄ばみの原因になることはほとんどありません。
一方、ワキガに関与するアポクリン汗腺から分泌される汗には、皮脂やたんぱく質、脂質などの有機成分が多く含まれています。これらの成分は、エクリン汗腺から分泌される汗に比べて衣類の繊維に付着しやすく、汚れとして残りやすい特徴があります。
アポクリン汗腺の汗に含まれる成分の一部は、黄褐色を帯びていることがあり、衣類に付着した段階から、他の汚れに比べて黄ばみとして目立ちやすい性質があります。これが、ワキ部分の黄ばみが生じやすい理由の一つです。
さらに、アポクリン汗腺の汗には、脂質やたんぱく質、糖質、アンモニアなどが含まれています。これらの成分が衣類の繊維に絡みついた状態で時間が経過すると、空気中の酸素と反応して酸化が進みます。その結果、酸化した皮脂やたんぱく質が黄ばみをより濃く、落ちにくい汚れへと変化してしまいます。
ワキガ以外で洋服が黄ばむ原因

洋服のワキ部分の黄ばみは、必ずしもワキガだけが原因ではありません。ワキガ体質でない方でも、日常生活の習慣や衣類の扱い方によって、黄ばみが生じることがあります。その主な原因としては、次のような要因が挙げられます。
皮脂の分泌
ワキは汗腺が多く、皮脂の影響も受けやすい部位です。汗と混ざった皮脂が衣類に付着すると、時間の経過とともに酸化が進み、黄ばみとして現れることがあります。
制汗剤やデオドラントの影響
塩化アルミニウムを含む制汗剤や、香料・成分の多いデオドラント製品は、汗や皮脂と反応しやすく、衣類に成分が残留することがあります。汗の量を抑える目的で使用していても、結果的に黄ばみや変色の原因となる場合があります。
洗濯方法の影響
汗や皮脂汚れが十分に落としきれないまま洗濯を繰り返すと、汚れが繊維の奥に蓄積していきます。この蓄積した汚れが、次第に黄ばみとして定着してしまうことがあります。
衣類の素材による影響
綿や麻などの天然素材は、汗や皮脂を吸収しやすく、汚れが残りやすい傾向があります。一方で、化学繊維であっても蒸れやすい素材では汗がこもりやすく、結果として黄ばみにつながることがあります。
洋服のワキの黄ばみ対策とセルフケア

洋服のワキの黄ばみを防ぐためには、日常生活の中での対策とセルフケアを意識することが大切です。汗や皮脂が衣類に残ったままになると、酸化によって黄ばみが定着しやすくなるため、早めの対応がポイントとなります。具体的なワキの黄ばみ対策としては、次のようなセルフケアが挙げられます。
- 汗をかいた後は、できるだけ早く衣類を洗濯する
- 洗濯時には、ワキ部分を意識した部分洗いを行う
- 制汗剤やデオドラント製品の過剰な使用を避ける
- インナーや汗取りパッドを活用し、衣類への汗の付着を減らす
これらの対策を行うことで、ワキ部分に汗や皮脂が蓄積しにくくなり、黄ばみの予防につながります。
ワキガかどうかを見分けるセルフチェック方法

洋服のワキに黄ばみがあると、「もしかしてワキガなのでは」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。まずは、日常生活の中で自分で確認できるポイントを、セルフチェックとして整理してみましょう。
以下は、ワキガ体質の方にみられる特徴です。当てはまる場合には、ワキガの可能性が考えられます。
- 家族にワキガの人がいる
- 耳垢が湿っている
- ワキ毛が濃い
- 緊張やストレスを感じると体臭が強くなる
- シャツや下着のワキ部分に黄ばみがつきやすい
ワキガのにおいが気になる場合や、日常生活に支障を感じている場合には、自己判断せず、医療機関で専門的な評価を受けることが大切です。
医療機関で行われるワキガ治療

ワキガのにおいが気になる場合や、日常生活に支障を感じている場合には、医療機関での治療を検討することが勧められます。ワキガ治療には、外用薬、ボトックス注射、手術(剪除法)、ミラドライなどがあり、症状の程度や患者さまのご希望、生活スタイルに応じて適切な治療が行われます。
外用薬
外用薬としては、エクロックゲルやラピフォートワイプが主に使用されます。
どちらも原発性腋窩多汗症に対して保険適用があり、神経伝達物質であるアセチルコリンの働きを抑えることで発汗量を減らします。効果には個人差があり、十分な効果を得るためには継続的な使用が必要となります。
ボトックス注射
ボトックス注射は、A型ボツリヌス毒素が神経に作用し、汗の分泌を抑える治療法です。
重度の原発性腋窩多汗症に対して保険適用が認められており、施術後数日以内に効果が現れます。効果の持続期間はおおよそ4〜6か月で、効果を維持するためには定期的な注射が必要です。
手術(剪除法)
手術による治療法としては、剪除法が一般的に行われています。
ワキを切開し、アポクリン汗腺を直接確認しながら取り除く方法で、腋臭症に対して保険適用が認められています。根治を目指す治療法として、高い効果が期待できます。
ミラドライ
ミラドライは、マイクロ波エネルギーを用いて汗腺を熱で破壊する治療法です。
皮膚を切らずに施術を行えるため、ダウンタイムが比較的短い点が特徴です。ワキガに対して高い効果が期待できますが、自由診療となります。
まとめ

ワキガの原因となるアポクリン汗腺から分泌される汗には、皮脂やたんぱく質、脂質などの有機成分が多く含まれており、衣類の繊維に付着しやすく、黄ばみなどの汚れとして残りやすい特徴があります。また、アポクリン汗腺の汗に含まれる成分の一部は黄褐色を帯びていることがあり、衣類に付着した段階から黄ばみとして目立ちやすい性質があります。
一方で、衣類のワキに黄ばみが生じたからといって、必ずしもワキガであるとは限りません。皮脂の分泌量、制汗剤やデオドラント製品の使用状況、洗濯方法、衣類の素材など、さまざまな要因によってもワキは黄ばみやすくなります。
洋服のワキの黄ばみが気になり、「ワキガかもしれない」と不安を感じている方や、ワキガに関するお悩みがある場合には、医療機関で相談することも選択肢です。医療機関では、ワキガかどうかの診断に加え、症状や生活状況に応じた適切な治療を受けることが可能です。
ワキガ治療は古林形成外科 難波心斎橋院

大阪府大阪市の古林形成外科 難波心斎橋院では、日本形成外科学会認定の形成外科専門医が患者様一人ひとりの状態に合わせた、ワキガ治療をご提供しています。
当院では、ミラドライ、剪除法、ボトックス注射などの治療を行っており、症状の程度やライフスタイル、ご希望に合わせた治療のご提案が可能です。
ワキガでお悩みの方は、ぜひ当院までご相談ください。

