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医療コラム

ミラドライの副作用と対策を公式認定医が解説!

ワキガ治療

大阪府大阪市の古林形成外科難波院です。当院では、ミラドライ公式認定医の形成外科専門医が施術を担当し、広範囲ダブル照射によるミラドライ治療を行っています。

本記事では、ミラドライにおける代表的な副作用やリスク、そしてそれらを軽減するための対策について解説します。ぜひご参考ください。

ミラドライの副作用について

論文

ミラドライは、マイクロ波を用いて汗腺に熱を加えることで機能を停止させ、発汗を抑制する治療機器です。日本国内では、重度の原発性腋窩多汗症(ワキの多汗症)に対する治療機器として厚生労働省の薬事承認を取得しています。

治療によって得られる効果が高い一方で、副作用や合併症が生じることがあります。代表的な副作用としては、ハンドピースの吸引による内出血や腫れ(浮腫)、治療部位の痛みなどが挙げられます。ただし、これらの症状は通常、治療後数日以内に自然に軽快することが多く、重篤なものではありません。

その他の合併症として、皮膚の軽度な火傷、色素沈着、皮膚の硬化などが報告されていますが、これらも多くの場合、数週間の経過で自然に改善するとされています。

ミラドライにおける神経損傷のリスク

上記で取り上げた副作用の他に、ごくまれではありますが、神経損傷が合併症として報告されている点は注意が必要です。海外の臨床試験では、神経損傷が3%の確率で報告されており、神経損傷が起こると、感覚や運動障害、しびれなどの症状が発生します。

特に痩せ型の方は皮下脂肪が少ないため、腋窩部の神経が皮膚表面に近くなり、神経損傷のリスクが高いとされます。そのため、痩せ型体型の方では、施術時の出力設定や照射深度に十分な配慮が必要です。
(当院では、神経損傷などの合併症リスクを最小限に抑えるため、局所麻酔を通常より多めに注入し、神経との距離を確保する工夫を行っております。これにより、施術時の安全性の確保を図っています。)

ミラドライの施術による死亡例

ミラドライ治療をご検討中の方の中には、国内で報告されている死亡例を不安に感じられる方もいらっしゃいます。しかしながら、報告されている死亡例は、安全性が確立されていない“陰部”への照射を行った際に発生した特殊なケースです。

薬事承認を受けている、ワキ(腋窩)への施術については、国内外を通じて安全性が確立されており、これまでに死亡例の報告はありません。ワキ汗やワキガに対するミラドライ治療は、医療現場で数多くの実績がある信頼性の高い治療法であり、不安を抱く必要はないと考えられます。

ミラドライの副作用への対策

ワキガ治療

ミラドライの副作用リスクを最小限に抑え、安全かつ効果的に施術を受けるためには、「ミラドライ公式認定医による施術」と「痛みに対する適切なケア」が重要です。以下に、それぞれのポイントについて解説します。

ミラドライ公式認定医による施術

ミラドライで副作用を抑えるためには、麻酔の注入方法、照射エリアの正確な設定、照射出力の適切な調整など、施術者の技術と経験が大きく影響します。

「ミラドライ公式認定医」は、開発元である米国Miramar Labs社によって認定される資格であり、ミラドライに関する高度な専門知識と豊富な施術実績を有する医師にのみ与えられます。副作用のリスクを軽減し、より高い治療効果を得るためには、この公式認定医による施術を選ぶことが重要です。

痛みに対する適切なケア

施術後に痛みが生じた場合は、ワキをアイスパックなどで冷やすことで症状を和らげることができます。冷却によって血管が収縮し、痛みや内出血の軽減が期待できます。特に施術当日から翌日にかけては痛みが出やすいため、こまめな冷却が効果的です。

また、痛みが強い場合には、医師から処方された鎮痛薬を適切に服用することも大切です。我慢せず、タイミングよく痛み止めを使用することで、痛みを効果的にコントロールできます。

通常、ミラドライによる痛みは数日で落ち着くことがほとんどです。この期間を適切なケアで乗り切ることが、痛みへの対策として重要なポイントといえます。

まとめ

クリニック 待合

ミラドライは、マイクロ波を用いて汗腺に熱を加えることでその機能を停止させ、ワキ汗やワキガに対して高い治療効果が期待できる治療法です。しかし、その効果の一方で、施術に伴う副作用や合併症が生じる可能性があることも理解しておく必要があります。

代表的な副作用としては、ハンドピースの吸引による内出血や腫れ(浮腫)、治療部位の痛みなどが挙げられます。これらの症状は治療後数日以内に自然に軽快することが多く、通常は重篤なものではありません。一方で、ごくまれではありますが、神経損傷といった重篤な合併症が報告されている点には注意が必要です。

こうしたリスクを最小限に抑え、安全かつ効果的にミラドライを受けるには、「ミラドライ公式認定医による施術」と「施術後の適切なケア」がポイントです。特に施術者の技術と経験は、安全性と効果の両面に大きく関わるため、豊富な実績を持つ公式認定医による施術を受けることが重要と言えます。

ミラドライ治療は古林形成外科難波院

古林形成外科難波院

大阪府大阪市の古林形成外科難波院では、ミラドライや剪除法、ボトックス注射などによるワキガ治療を行っています。

当院のミラドライ治療では、再発リスクを防ぎ、施術時の安全性を高めるため、ミラドライ公式認定医の形成外科専門医が施術を担当し、広範囲ダブル照射による治療を行っています。また、神経損傷などの合併症リスクを最小限に抑えるため、局所麻酔を通常より多めに注入し、神経との距離を確保する工夫を行っております。これにより、治療効果はもちろんのこと、安全性の確保にも力を入れています。

ワキガでお悩みの方やミラドライ治療をご検討中の方は、ぜひ当院までご相談ください。

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古林形成外科 難波院
古林形成外科 難波院では、日本形成外科学会認定の形成外科専門医が患者様一人ひとりの状態に合わせたワキガ治療をご提供します。
古林形成外科 難波院では、日本形成外科学会認定の形成外科専門医が患者様一人ひとりの状態に合わせたワキガ治療をご提供します。
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