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医療コラム

ミラドライは保険適用で受けられる?医療費控除についても解説

大阪府大阪市の古林形成外科難波院です。当院では、形成外科専門医が患者様一人ひとりの状態に合わせたワキガ治療をご提供しています。

このような疑問はありませんか?

「ミラドライは保険適用で受けられるの?」
「ミラドライが医療費控除の対象と聞いたけど、本当?」

本記事では、こうした疑問をお持ちの方に向けて、ミラドライの保険適用や医療費控除に関する詳細を解説します。

ミラドライは保険適用で受けられる?

ワキガの

結論から言うと、ミラドライは保険適用の治療ではありません。

この記事の投稿時点では、ミラドライ治療は厚生労働省が定める保険診療の対象外となっており、保険が適用されない自由診療(自費診療)として提供されています。

ただし、保険適用外だからといって、効果や安全性が認められていない治療というわけではありません。ミラドライは、ワキガや腋窩多汗症に対する治療機器として、日本や米国で薬事承認を取得しており、多くの治療実績を通じて、その効果と安全性が十分に確認されている治療法です。

ミラドライは保険適用外だが医療費控除の対象となる

ミラドライは保険適用外の治療ですが、医療費控除の対象となります。医療費控除とは、支払った医療費が一定額を超えた場合に確定申告をすることで、所得税の一部が還付金として返還される制度です。

具体的には、1年間に支払った医療費が「10万円」、または「総所得金額が200万円未満の方は総所得金額等の5%」の条件を満たすと控除を受けることができます。

控除の金額はその方の所得によって異なりますが、ミラドライの治療費も医療費控除を活用することで負担を軽減できる可能性があります。ミラドライの治療を検討している場合は、ぜひ医療費控除の制度を活用してみましょう。

ミラドライはどんな治療?

ミラドライ

ここでは、ミラドライとはどのような治療なのかを解説します。

ミラドライは、重度の原発性腋窩多汗症(ワキの多汗症)に対する治療機器として、国内で薬事承認を取得しています。また、米国では、腋窩多汗症に加え、腋臭症(ワキガ)や腋毛の減毛を目的とした治療機器としても承認されています。

ミラドライは、マイクロ波を用いて汗腺を熱により焼灼・破壊し、発汗を抑制します。マイクロ波によって破壊された汗腺は活動を停止し、その機能が再生することはないため、効果は半永久的とされています。

ミラドライ治療の流れ

ミラドライ治療は、まず医師によるカウンセリングを行い、患者さまの症状や希望を確認した上で、ミラドライによる治療が適しているかどうかを判断します。

治療当日は、最初にミラドライの照射範囲をマーキングし、その部分に局所麻酔を注射します。その後、ミラドライを使用して照射と冷却を繰り返し行い、必要に応じて局所麻酔の追加や再照射を行います。

ミラドライ治療は入院の必要がなく、日帰りで施術を受けることが可能です。

ミラドライ治療後の注意点

ミラドライの治療後は、腫れや痛み、内出血などの症状が現れる場合があります。これらの症状は患者さまによって異なるため、ダウンタイム(施術後、日常生活に戻るまでの期間)に注意が必要です。

特に、施術後から翌朝にかけては、腫れや痛みなどの症状が強く現れることがあります。症状が強い場合は、アイシングを行い、鎮痛剤を適切に使用することが重要です。

多くの方は翌日以降、症状が徐々に落ち着いていきます。個人差はあるものの、多くの場合、施術から1〜2週間で症状が気にならなくなることが一般的です。

ワキガや腋窩多汗症で保険適用となるミラドライ以外の治療

ワキガの診察

ワキガや腋窩多汗症(ワキの多汗症)の治療には、保険適用で受けられるものもあります。ここでは、ミラドライ以外で保険適用となる治療法について解説します。

外用薬

保険適用となる外用薬の代表例として、「エクロックゲル」や「ラピフォートワイプ」があります。これらの外用薬は「抗コリン薬」と呼ばれ、神経に作用して汗の分泌を抑える効果が期待できます。

腋窩多汗症と診断された場合、これらの治療を保険適用で受けることが可能です。外用薬は身体への負担が少なく、1日1回ワキに塗るだけの使用方法のため、気軽に治療を受けられるのがメリットです。

ボトックス注射

ボトックス注射は、「ボツリヌス毒素」を含んだ薬剤をワキに注射する治療法です。薬剤が神経に作用し、汗腺の働きを抑制して汗の分泌を減少させる効果が期待できます。

ボトックス注射は、重度の腋窩多汗症に対して保険適用が認められており、効果は4〜6か月間持続します。そのため、外用薬よりも効果を実感しやすい治療法です。

手術(剪除法)

ワキガに対する手術では、「剪除法(せんじょほう)」が行われます。剪除法は、ワキの下を切開して臭いの原因となるアポクリン汗腺を直接除去する方法です。汗腺を取り除くことで、臭いや発汗を抑え、ワキガの根治が期待できます。

ワキガと診断された場合、保険適用で剪除法による治療を受けることが可能です。剪除法は日帰り手術が可能ですが、術後には傷の回復を促すため、一定期間ワキを固定する必要があります。この間、腕の動きが制限されるため、日常生活に支障をきたす可能性がある点には注意が必要です。

まとめ|ミラドライは保険適用外だが医療費控除を受けられる

待合

ミラドライは、マイクロ波を用いた治療機器であり、汗腺を破壊することでワキガや腋窩多汗症の改善が期待できる治療法です。

投稿日時点では、ミラドライによる治療は保険適用外ですが、医療費控除については対象となります。そのため、ミラドライ施術時の費用負担の軽減を図るためには、医療費控除の活用が推奨されます。

ワキガ治療は当院までご相談ください

古林形成外科難波院

大阪府大阪市の古林形成外科難波院では、ミラドライや剪除法、ボトックス注射などによるワキガ治療を行っています。

当院では、日本形成外科学会認定の形成外科専門医が、患者さま一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイドのワキガ治療を行います。ミラドライの施術においても、再発リスクを防ぎ、施術時の安全性を高めるため、形成外科専門医による広範囲ダブル照射を実施しています。

ワキガでお悩みの方は、当院までご相談ください。

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古林形成外科 難波院
古林形成外科 難波院では、日本形成外科学会認定の形成外科専門医が患者様一人ひとりの状態に合わせたワキガ治療をご提供します。
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