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医療コラム

【ワキガの治し方】自分でできる対策から保険適応の治療まで徹底解説!

ワキガの治療

大阪府大阪市の古林形成外科難波院です。当院では日本形成外科学会認定の形成外科専門医が患者様一人ひとりの状態に合わせたワキガ治療をご提供しています。

本記事では、ワキガの原因やセルフケアによる対策、さらに医療機関で受けられる治療法について解説します。ぜひご参考ください。

ワキガの原因と治し方

ワキガの臭い

ワキガは医学的には「腋臭症(えきしゅうしょう)」と呼ばれます。日本人は体臭に対する意識が比較的強く、ワキガはコンプレックスの原因となりやすいため、日常生活に支障をきたすこともあります。ここでは、ワキガの原因と主な治療法について解説します。

ワキガの原因

汗を分泌する汗腺には「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」の2種類があります。ワキガの主な原因は、アポクリン汗腺から分泌される汗や皮脂が皮膚の常在菌によって分解されることです。

アポクリン汗腺から分泌される汗自体は無臭ですが、ワキの下の常在菌と混ざり合うことで、低級脂肪酸や揮発性硫黄化合物といった臭いのある物質に分解され、特有の臭いが発生します。

ワキガの治し方(治療法)

ワキガの治療法には、薬剤による治療、専用の医療機器を用いた施術、そして手術療法があります。代表的な方法は次の通りです。

ワキガの治療法

■外用薬
エクロックゲル5%やラピフォートワイプ2.5%など。神経に作用して一時的に発汗を抑制。

■ボトックス注射
ボツリヌス毒素を注射し、神経の末端に作用して一時的に発汗を抑制。

■剪除法(皮弁法)
ワキを切開し、アポクリン汗腺を直視下で確実に取り除く手術。

■ミラドライ
マイクロ波を照射してアポクリン汗腺を熱で焼灼・破壊する治療。

ワキガの症状を軽減するためのセルフケア

ワキガ対策

ワキガの症状を抑えるためには、日常生活におけるセルフケアも大切です。ここでは、症状の軽減に役立つ方法をご紹介します。

規則正しい食生活を送る

脂質や動物性タンパク質を多く含む食事、香辛料の強い料理は、汗の成分や皮脂の分泌に影響し、体臭を強める要因になることがあります。野菜を多く取り入れたバランスのよい食生活は、腸内環境を整え、ワキガの予防にも効果的です。

運動を定期的に行う

定期的な運動は新陳代謝を促し、汗腺の機能を整えるのに役立ちます。また、ストレス軽減や自律神経の安定にもつながり、ワキガの症状を間接的に和らげる効果が期待できます。

ワキを清潔に保つ

ワキガの臭いは、アポクリン汗腺から分泌された汗が皮膚の常在菌に分解されることで発生します。そのため、汗をこまめに拭き取り、皮膚を清潔に保つことがニオイの抑制につながります。制汗剤や抗菌作用のあるボディシートを活用するのも効果的です。

飲酒や喫煙を控える

アルコールの過剰摂取やタバコに含まれるニコチンは、交感神経を刺激して発汗を増やし、汗腺の働きを活発にする可能性があります。そのため、過度な飲酒や喫煙を控えることも、ワキガの症状の軽減に有効です。

医療機関で受けられるワキガの治療法

ワキガの診察

医療機関で受けられるワキガの主な治療には、外用薬、ボトックス注射、手術(剪除法)、ミラドライがあります。ここでは、それぞれの治療法について解説します。

外用薬

エクロックゲル5%やラピフォートワイプ2.5%は、原発性腋窩多汗症(ワキ汗)に対して保険適用が認められている外用薬です。1日1回、適量をワキの下に塗布することで発汗を抑制します。

これらの薬は、発汗を促す神経伝達物質であるアセチルコリンの働きを阻害することで効果を発揮します。効果の現れ方には個人差があり、一定の期間を要することがあります。また、対症療法であるため、継続的な使用が必要です。

ボトックス注射

ボトックス注射は、重度の原発性腋窩多汗症に対して保険適用が認められている治療法です。主成分のA型ボツリヌス毒素が神経末端に作用し、アセチルコリンの放出を抑えることで発汗を抑制します。

効果は数日以内に現れ、4〜6か月程度持続します。効果を維持するためには、4か月以上の間隔で繰り返し投与する必要があります。

手術(剪除法)

ワキガの手術療法として広く行われているのが剪除法です。剪除法は皮弁法とも呼ばれ、ワキガ(腋臭症)の治療として保険適用が認められています。

手術はワキの中央を数センチ切開し、アポクリン汗腺を目視下で直接切除します。原因となるアポクリン汗腺を確実に取り除けるため、高い治療効果が期待でき、ワキガの根治が可能です。

ミラドライ

ミラドライは、原発性腋窩多汗症に対する治療機器として国内で薬事承認を取得しています。マイクロ波を用いて汗腺を熱で破壊し、発汗を抑制します。破壊された汗腺は活動を停止し、再生しないため、効果は半永久的とされています。

皮膚を切開しないため傷あとが残らず、低侵襲な治療である点も特徴です。ただし、ミラドライは保険適用外のため、自費診療となります。

まとめ

クリニック 待合

ワキガの症状を抑えるためには、「規則正しい食生活」「定期的な運動」「ワキを清潔に保つ」といった日常生活でのセルフケアが大切です。ただし、これらを行っても症状の改善が十分に得られない場合は、医療機関での治療を検討することをおすすめします。

医療機関で行われるワキガ治療には、外用薬、ボトックス注射、ミラドライによる施術、そして剪除法を代表とする手術療法があります。治療法は症状の程度や生活スタイル、ご希望に応じて選択されます。ワキガの症状でお悩みの方は、まずは専門医へ相談し、ご自身に合った適切な治療法を見つけることが大切です。

ワキガ治療は古林形成外科難波院

古林形成外科難波院

大阪府大阪市の古林形成外科難波院では、日本形成外科学会認定の形成外科専門医が患者様一人ひとりの状態に合わせたワキガ治療をご提供しています。

当院では、ミラドライ、剪除法、ボトックス注射などの治療を行っており、症状の程度やライフスタイル、ご希望に合わせた治療のご提案が可能です。

ワキガでお悩みの方は、ぜひ当院までご相談ください。

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古林形成外科 難波院
古林形成外科 難波院では、日本形成外科学会認定の形成外科専門医が患者様一人ひとりの状態に合わせたワキガ治療をご提供します。
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