ミラドライの施術時間はどのくらい?治療の流れと所要時間の目安を解説!

大阪府大阪市の古林形成外科難波院です。当院では、ミラドライ公式認定医の形成外科専門医が施術を担当し、広範囲ダブル照射によるミラドライ治療を行っています。
本記事では、ミラドライの施術時間の目安や、クリニックごとに施術時間が異なる理由、さらに実際の治療の流れについて解説します。ぜひご参考ください。
ミラドライの施術時間はどのくらい?

ミラドライの施術時間には、事前のカウンセリング、発汗範囲の特定とマーキング、局所麻酔、マイクロ波による照射、さらに術後の処置やクーリングといった一連の工程が含まれます。
通常の1回照射(シングル照射)の場合、施術全体の所要時間はおおよそ1時間〜1時間半が目安です。照射そのものは数十分程度で終了することもありますが、麻酔や術後の冷却処置を含めると全体で1時間以上かかります。
照射範囲を広く設定した場合や2回照射(ダブル照射)の場合は、より多くの汗腺を破壊できる分、施術時間も長くなります。特に高い効果が期待できる広範囲ダブル照射では、1時間半〜3時間程度を要するケースが一般的です。
施術時間は、照射の方法や範囲に加えて、事前カウンセリングの内容、患者さんの皮膚の厚みや汗腺の分布などによっても変動します。そのため、実際に施術を受ける際には、あらかじめ医療機関に確認することをおすすめします。
施術時間が前後する主な要因

ミラドライの施術時間が前後する大きな要因として、施術内容の違いが挙げられます。前述の通り、照射回数が1回(シングル照射)か2回(ダブル照射)かによって所要時間は大きく異なります。さらに、照射範囲を広く設定する場合は、通常範囲での施術に比べ工程が増えるため、より長い時間を要する傾向にあります。
また、広範囲照射やダブル照射を行う際には、施術前のマーキングや局所麻酔にかかる時間も増加します。局所麻酔は範囲が広がるほど注射の回数や麻酔液の調整が増えるため、施術時間に影響します。
さらに、患者さん一人ひとりのワキの大きさや形、皮膚や皮下脂肪の厚み、汗腺の分布の違いなども照射設定に影響し、施術時間を左右します。
ミラドライの施術の流れ
発汗範囲の特定と局所麻酔

まず、発汗範囲を確認し、ミラドライの照射範囲をおおまかにマーキングします。汗腺はワキの中央から外側にかけて分布していることが多いため、その特徴を踏まえて範囲を設定します。
次に、照射範囲全体に局所麻酔液を皮下に注射します。麻酔の層を形成することで施術時の痛みを和らげるとともに、合併症のリスクを抑え、安全にマイクロ波を照射できるようにします。
照射範囲をマーキング

照射範囲を再度計測し、専用の転写シートを用いて皮膚表面に照射用のテンプレートを正確にマーキングします。
ミラドライの照射①

転写したテンプレートにハンドピースを正確に合わせて照射を行います。照射の流れは、皮膚が約3秒間吸引・冷却された後にマイクロ波が照射され、
その後、約20秒間の冷却が続きます。皮膚や周囲組織へのダメージを最小限に抑え、吸引が終了します。
ミラドライの照射②

本体に表示される照射プログラムに従い、テンプレートのマス目に沿って規則的に照射を繰り返します。
照射中に痛みが強い場合には局所麻酔を追加投与することがあり、また部分的に照射が不足していると判断された場合には再照射を行うこともあります。
治療後の冷却

施術終了後は、ワキの治療部位をアイスパックで十分に冷却します。これにより、術後に生じやすい腫れや疼痛を軽減します。
術後の痛みに対しては、必要に応じて鎮痛薬を処方します。痛みが生じた際には我慢せず服薬することが大切です。
ミラドライのダウンタイムと仕事復帰

ダウンタイムとは、施術後に痛みや腫れといった症状が現れ、それらが回復して普段通りの生活に戻るまでの期間を指します。ミラドライ治療後のダウンタイムは、目安として翌日から1週間程度とされています。
ミラドライは手術に比べて身体への負担が少ないものの、「皮膚の痛み」「腫れ」「内出血」などの症状が一時的に現れることがあります。これらの症状は施術当日の夜に強く出ることが多く、その後は徐々に改善していきます。そのため、施術翌日には日常生活に復帰できる方も少なくありません。
実際に翌日から仕事に復帰できる方も多くおられます。ただし、症状の出方には個人差があるため、余裕を持ったスケジュールで仕事復帰を計画することが大切です。
ミラドライ治療は古林形成外科難波院

大阪府大阪市の古林形成外科難波院では、ミラドライや剪除法、ボトックス注射などによるワキガ治療を行っています。
当院では、日本形成外科学会認定の形成外科専門医が、患者さま一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイドのワキガ治療を行います。ミラドライの施術においても、再発リスクを防ぎ、施術時の安全性を高めるため、形成外科専門医による広範囲ダブル照射を実施しています。
ワキガでお悩みの方やミラドライ治療をご検討中の方は、ぜひ当院までご相談ください。