古林形成外科-難波院-ワキガ治療サイト

医療コラム

ミラドライは効果がない?その理由と後悔しないためのポイント

患者の悩み

大阪府大阪市の古林形成外科難波院です。当院では、ミラドライ公式認定医の形成外科専門医が施術を担当し、広範囲ダブル照射によるミラドライ治療を行っています。

本記事では、ミラドライで効果がないと感じる事例やその理由、後悔しないためのポイントについて解説します。ぜひご参考ください。

ミラドライとは

ミラドライ

ミラドライは、ワキ汗やワキガの治療に使用される医療機器で、日本国内では「重度の原発性腋窩多汗症(ワキの多汗症)」に対する治療機器として薬事承認を受けています。アメリカでは、腋窩多汗症に加え、腋臭症(ワキガ)や腋毛の減毛を目的とした医療機器としても認可されています。

治療の原理は、専用の機器(ハンドピース)をワキにあててマイクロ波を照射し、汗の原因となる汗腺を熱で焼灼することで、その機能を停止させ、発汗を抑えるというものです。破壊された汗腺は基本的に再生しないとされており、その効果は半永久的と考えられています。

ミラドライは、メスを使わない非侵襲的な治療法であり、切開や縫合が不要なため、傷跡が残りにくいのが特長です。さらに、治療後に日常生活に戻るまでの時間「ダウンタイム」が短い点も、大きなメリットのひとつです。

ミラドライで効果がないと感じる事例

ワキ汗やワキガの臭い

このようにミラドライは非侵襲的でありながらも、ワキ汗やワキガの根治が可能で高い効果が期待できる治療法です。しかし、ミラドライの治療を受けた患者様の中には、「期待したほどの効果が得られなかった」と感じる方もいらっしゃいます。

ここでは、ミラドライで効果が乏しかったとされる代表的な事例をご紹介します。

生き残った汗腺が再び活動し、症状が再発するケース

ミラドライは、1回のマイクロ波照射ですべての汗腺を破壊できるわけではなく、一般的には約20〜30%の汗腺が残るとされています。治療直後は、残った汗腺もダメージの影響で一時的に機能が低下し、発汗が抑えられますが、時間の経過とともにこれらの汗腺が再び活動を始めると、ワキ汗やワキガの症状が再発する可能性があります。

施術内容が不十分で効果が得られなかったケース

ミラドライの効果は、施術者の技術や経験に大きく左右されます。照射範囲が狭すぎたり、ムラのある照射が行われたりした場合、効果が十分に得られないことがあります。たとえば、照射範囲が狭く一部に汗腺が残ってしまった結果、施術後にワキの外側にドーナツ状の汗染みが出るといったケースがこの事例に該当します。

ミラドライで後悔しないためのポイント

ワキガの診察

このように、ミラドライの治療において「効果がなかった」と感じる事例は少なからず存在し、実際に治療を受けたことを後悔される方もいらっしゃいます。こうした後悔を防ぐためには、施術を受ける前にいくつかの重要なポイントを理解しておくことが大切です。

ここでは、ミラドライで後悔しないためのポイントについてご紹介します。

効果が見込める施術方法を選ぶ

まず大切なのは、ミラドライの効果をしっかりと引き出せる施術方法を選ぶことです。照射範囲が狭すぎたり、1回の照射だけにとどまる治療では、患者様によっては十分な効果が得られないことがあります。

そのため、ワキ全体に対して広範囲に照射を行う方法や、同じ部位に2回照射を行う「ダブル照射」など、より効果が見込める施術法を選ぶことが重要です。

ミラドライ公式認定医が在籍するクリニックを選ぶ

ミラドライの施術の精度は、施術者の技術力に左右されます。ミラドライ公式認定医は、開発元であるMiramar Labs社が定めた基準をクリアした医師に与えられる資格であり、ミラドライの知識と経験を有していることを示します。

公式認定医が在籍しているかどうかは、そのクリニックの信頼性や技術力を判断するうえでの重要な指標となります。

医師が施術を直接行うクリニックを選ぶ

一部のクリニックでは、診察は医師が担当するものの、実際の施術は看護師が行っている場合があります。このようなケースでは、照射範囲が不十分であったり、ムラのある照射が行われたりすることで、効果が十分に得られないリスクが高まります。

医師が診察だけでなく施術まで一貫して担当するクリニックを選ぶことも、後悔しないための大切なポイントです。

まとめ

クリニック 待合

ミラドライは、ワキ汗やワキガに対して高い効果が期待できる治療法ですが、実際に治療を受けた患者様の中には、「期待したほどの効果が得られなかった」と感じる方もいらっしゃいます。

効果が得られなかったと感じる主な原因としては、「残った汗腺が再び活動し、症状が再発したケース」や「施術内容が不十分で十分な効果が得られなかったケース」などが挙げられます。

こうした結果で後悔しないためには、広範囲への照射や同一部位へのダブル照射など、効果が期待できる施術方法を選ぶことが大切です。また、ミラドライ公式認定医が在籍し、医師が施術を直接行うクリニックを選ぶこともポイントとして挙げられます。

ミラドライ治療は当院までご相談ください

古林形成外科難波院

大阪府大阪市の古林形成外科難波院では、ミラドライや剪除法、ボトックス注射などによるワキガ治療を行っています。

当院のミラドライ治療では、再発リスクを防ぎ、施術時の安全性を高めるため、ミラドライ公式認定医の形成外科専門医が施術を担当し、広範囲ダブル照射による治療を行っています。

ワキガでお悩みの方やミラドライ治療をご検討中の方は、ぜひ当院までご相談ください。

この記事を書いた人

著者画像
古林形成外科 難波院
古林形成外科 難波院では、日本形成外科学会認定の形成外科専門医が患者様一人ひとりの状態に合わせたワキガ治療をご提供します。
古林形成外科 難波院では、日本形成外科学会認定の形成外科専門医が患者様一人ひとりの状態に合わせたワキガ治療をご提供します。
医療コラム一覧へ戻る
WEB予約
電話アイコン 電話予約
カレンダーアイコン WEB予約