ミラドライの5年後の効果は?気になる効果の持続性を解説!

大阪府大阪市の古林形成外科難波院です。当院では、ミラドライ公式認定医の形成外科専門医が施術を担当し、広範囲ダブル照射によるミラドライ治療を行っています。
ミラドライはワキ汗やワキガの治療法として注目されており、その効果の持続性について関心を持つ方も多くいらっしゃいます。本記事では、ミラドライ治療の5年後の効果について解説します。
ミラドライとは

ミラドライは、ワキ汗やワキガの治療に使用される医療機器の名称です。本体とハンドピースで構成されており、ハンドピースにはマイクロ波照射機能、皮膚吸引機能、皮膚表面冷却機能が備わっています。
ミラドライの原理は、ワキにマイクロ波を照射し、真皮と皮下組織の境界付近にヒートゾーンを形成して汗腺を熱で破壊することにあります。破壊された汗腺は機能を停止するため、発汗が抑制されます。
ミラドライは、重度のワキ汗(原発性腋窩多汗症)に対する治療機器として、日本国内で薬事承認を取得しています。一方、米国では腋窩多汗症に加え、ワキガ(腋臭症)や腋毛(わきげ)の減毛の治療機器としても承認されています。
ミラドライの治療効果

ミラドライの治療効果については、海外の研究において「多汗症重症度スケール(Hyperhidrosis Disease Severity Scale/HDSS)」を指標とした報告がされています。
多汗症重症度スケール(HDSS)とは
HDSSは、原発性局所多汗症の重症度を自覚症状によって4段階に分類する指標で、患者が自身の状態に最も当てはまるものを選択します。
- 1.発汗は全く気にならず、日常生活に支障がない
- 2.発汗は我慢できるが、日常生活に時々支障がある
- 3.発汗はほとんど我慢できず、日常生活に頻繁に支障がある
- 4.発汗は我慢できず、日常生活に常に支障がある
研究結果による治療効果
研究では、HDSSスコア3または4の原発性腋窩多汗症の患者を対象にミラドライ治療を実施し、その効果を検証しました。その結果、治療後にワキの発汗が抑えられ、日常生活の支障が改善された患者の割合は90.3%に達し、この効果は治療後1年経過後も継続することが確認されています 1)。
さらに、本研究における全体的な患者満足度は90%以上であり、治療後のワキの臭いについても統計的に有意な改善が認められています。このことから、ミラドライはワキ汗やワキガに対して高い効果が期待できる治療法といえます。
■参考文献
1) Hong, H. C. H., Lupin, M., & O’Shaughnessy, K. F. Clinical evaluation of a microwave device for treating axillary hyperhidrosis. Dermatologic Surgery , 38(5), 728-735, 2012
ミラドライ治療5年後の効果について

ミラドライは、ワキにマイクロ波を照射し、熱の作用で汗腺を破壊する治療法です。破壊された汗腺は機能を停止し、その後再生することはないとされています。このようなミラドライの原理を考慮すると、治療効果は半永久的に持続することが期待できます。そのため、治療から5年経過後も効果が維持されると考えられます。
しかし、ミラドライの施術を受けた患者様の中には、施術後にワキ汗やワキガの症状が再発するケースもあります。この再発の主な原因として、「施術の効果が不十分であったこと」や「成長に伴う新たな汗腺の発達」が挙げられます。
効果が不十分な施術
一般的に、ミラドライの1回の照射では、すべての汗腺を破壊できるわけではなく、約2~3割の汗腺が残るとされています。そのため、ミラドライの治療効果を最大限に引き出すためには、効果的な施術を受けることが重要です。
具体的な施術方法として、同じ部位への2回照射(ダブル照射)や広範囲への照射が挙げられます。これらを組み合わせた「広範囲+ダブル照射」では、通常よりも広い範囲に照射を行い、さらに同じ部位に対して2回照射を重ねて行います。この施術により、より多くの汗腺を効果的に破壊し、ミラドライの長期的な治療効果を高めることが可能です。
成長に伴う新たな汗腺の発達
未成年のうちにミラドライの治療を受けた場合、成長に伴い新たな汗腺が発達し、症状が再発する可能性があります。
特に思春期は汗腺が発達しやすい時期であり、施術時に破壊された汗腺とは別に、新たな汗腺が形成されることがあります。その結果、成長に伴いワキ汗やワキガの症状が再発する可能性があります。
まとめ

ミラドライは、熱の作用で汗腺を破壊し、破壊された汗腺は機能を停止するため、再生することはないとされています。そのため、治療効果は半永久的に持続するとされ、治療から5年経過後も効果が維持されると考えられます。
しかし、一部の患者様では、ミラドライ施術後にワキ汗やワキガの症状が再発するケースもあります。この主な原因として、「施術の効果が不十分であったこと」や未成年のうちにミラドライの治療を受けた際の「成長に伴う新たな汗腺の発達」が挙げられます。
ミラドライで長期的な効果を求める場合は、「広範囲+ダブル照射」などの効果を最大限に引き出す施術を受けることが重要です。
ミラドライ治療は当院までご相談ください

大阪府大阪市の古林形成外科難波院では、ミラドライや剪除法、ボトックス注射などによるワキガ治療を行っています。
当院のミラドライ治療では、再発リスクを防ぎ、施術時の安全性を高めるため、ミラドライ公式認定医の形成外科専門医が施術を担当し、広範囲ダブル照射による治療を行っています。
ワキガでお悩みの方やミラドライ治療をご検討中の方は、ぜひ当院までご相談ください。