ミラドライ治療後の剪除法|古林形成外科 難波院

他院ミラドライ治療後の剪除法

このようなお悩みはありませんか?

ミラドライ治療後の悩み

ミラドライを受けたのに、ワキ汗やワキガが再発した…

ミラドライ治療を受けたけれど、期待したほどの効果が得られなかった…

ミラドライの効果が感じられず、その後の治療方法が分からない…

こうしたお悩みには、
古林形成外科難波院の形成外科専門医によるワキガ手術「剪除法」での治療が有効です。
ミラドライで効果が不十分だった方に対しても、アポクリン汗腺を直接確認・除去する
剪除法で、確かな効果が期待できます。

ミラドライ治療後によくあるお悩み

ミラドライ治療後によくあるお悩み

ミラドライ治療後によく見られるお悩みには、痛み、腫れ、内出血といった一時的な副作用のほか、治療効果が十分に得られなかったというケースがあります。

副作用については、ほとんどの場合、治療後数日から数週間で自然に消失します。しかし、効果が不十分だったケースでは、治療から数ヶ月後に再びワキ汗やワキガの症状が現れることがあります。

このようなケースでは、ミラドライは保険適用外の自由診療であるため、高額な治療費を支払ったにもかかわらず、期待したほどの効果が得られなかったと感じ、後悔される方もいらっしゃいます。

ミラドライで効果に
差が出るのはなぜか?

ミラドライの機器

ミラドライ治療を受けたものの、「期待した効果が得られなかった」と感じる方がいらっしゃるのには、いくつかの要因があります。その代表的な原因のひとつが、施術内容や施術者の技術・経験の差による治療効果の違いです。

ミラドライは、マイクロ波によって汗腺を焼灼・破壊する治療法ですが、その効果は照射の方法、施術者の技術力、そして施術経験に大きく左右されます。たとえば、照射範囲が狭すぎたり、ムラのある照射が行われた場合には、汗腺が一部残存し、治療後も発汗が続くことがあります。

また、ミラドライは1回の照射で全ての汗腺を破壊するものではなく、一般的には約70〜80%の汗腺に効果が及ぶとされています。そのため、残存した汗腺の影響で、症状が完全には改善しないケースもあり、状況によっては追加の治療が必要になる場合があります。

剪除法とは

剪除法とは

ミラドライ治療を受けたものの、ワキ汗やワキガの症状が十分に改善されなかったという方には、「剪除法(せんじょほう)」による外科的治療が有効な選択肢となります。

剪除法は「皮弁法(ひべんほう)」とも呼ばれる手術法で、ワキの中央部を数センチ切開し、そこからワキガの原因となるアポクリン汗腺を目視で確認しながら、直接取り除く方法です。汗腺を確実に除去できるため、ワキガの根治が期待できる治療法とされています。

この剪除法による治療は、外用薬、ボトックス注射、ミラドライなどの治療法と比較して、最も高い治療効果が期待できるとされています。実際、海外の報告では、剪除法を受けた腋臭症(ワキガ)患者のうち、95%以上でニオイの改善が確認されたというデータが報告されています 1,2)。

ただし剪除法は、執刀医の技術が効果や手術後の傷跡に大きく影響するとされます。その点は注意が必要です。

【参考文献】
1)Liu Q, Zhou Q, Song Y, et al. Surgical subcision as a cost-effective and minimally invasive treatment for axillary osmidrosis. J Cosmet Dermatol 9: 44-9, 2010
2)Qian JG, Wang XJ. Effectiveness and complications of subdermal excision of apocrine glands in 206 cases with axillary osmidrosis. J Plast Reconstr Aesthet Surg, 63: 1003-7, 2010

ミラドライ後でも
剪除法は受けられる?

ミラドライ治療を受けた後でも、剪除法によるワキガ治療は可能です。ミラドライで十分な効果が得られなかった場合、剪除法によって残存する汗腺を直接確認し、確実に除去することができます。

実際に、他院でミラドライ治療を受けた後、「においが再発した」「発汗が止まらない」といった悩みを抱え、当院にて剪除法による再治療を希望される患者様も少なくありません。

ただし、ミラドライ施術後の皮下組織には、マイクロ波による熱変性や線維化が生じている場合があり、通常の剪除法に比べて手術が難しくなることがあります。そのため、ミラドライ後の再手術では、形成外科的な専門知識と高い手術技術を持つ医師による対応が求められます。

当院では、これまでの治療歴をふまえた丁寧なカウンセリングを行い、再治療が適応となるかどうかを慎重に判断したうえで、患者様の状態に応じた治療を提供しています。

当院で行う剪除法の特徴

形成外科専門医による日帰り手術

当院では、日本形成外科学会認定の形成外科専門医が治療を担当します。剪除法は、執刀医の技術が効果や手術後の傷跡に大きく影響するとされます。形成外科の専門医資格を有する医師が治療を担当することで、質の高い剪除法による治療をご提供します。また、当院での剪除法は日帰り手術で行っています。

形成外科専門医による日帰り手術

手術の痛みを軽減する様々な工夫

手術では局所麻酔を使用して痛みを軽減しています。当院では、局所麻酔の注射時の痛みにも配慮し、痛みの軽減が期待できる極細の針を使用するほか、薬剤の配合にも工夫をしています。
痛みが苦手な方には個別の対応も可能です。痛みを軽減するための様々なご提案をいたしますので、お気軽にご相談ください。

手術の痛みを軽減する様々な工夫

きれいな仕上がりの縫合技術

形成外科は、手術による傷あとを目立ちにくく、綺麗に仕上げることを得意とする診療科です。
当院では、第一線で活躍してきた日本形成外科学会認定の形成外科専門医が、細やかな配慮をもって丁寧に手術を行います。診察時には、手術を行うにあたって詳しくご説明いたします。

負担の少ない日帰り手術とはいえ、手術に対して不安や疑問を抱かれることもあるかと思います。少しでも心配なことや気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

きれいな仕上がりの縫合技術

剪除法の治療の流れ

01

手術デザイン

ワキ毛が生えている部分よりも、一回り大きい範囲をペンでマーキングします。その中心近くの、最もシワがはっきりしているところを切開線とします。

手術デザイン
02

皮膚切開と皮膚剥離

局所麻酔後、切開線に沿って4cm程度切開します。
そして切開部から医療用のハサミを使ってワキの下の皮膚を剥離します。

皮膚切開と皮膚剥離
03

アポクリン腺の除去

剥離した皮膚と筋膜の間の脂肪層を裏返すようにしてめくり、アポクリン汗腺をハサミで一つひとつ丁寧に切除します。
切除後、アポクリン汗腺がきれいに全て取れているかを確認します。

アポクリン腺の除去
04

縫合固定

切開した部分を丁寧に縫合します。その際、皮膚の下に血が溜まらないようにドレーン(廃液管)を挿入します。また、剝がした皮膚の固定と圧迫止血のため、傷を面で圧迫するタイオーバー(ガーゼで包んだ綿を使用)を行います。

縫合固定

剪除法の治療費用について

他院ミラドライ治療後の剪除法(自費診療)

330,000円(税込)

お支払い方法

現金・クレジットカード

患者様からよくある質問

  • 初診の日に手術(剪除法)を受けられますか?

    当院では、初診での手術は行っておりません。初診の日は診察を行い、ワキガかどうかを診断します。ワキガと診断され、剪除法による治療を希望される場合は、手術内容を説明し、手術日を決定します。その後、手術日において、剪除法による治療を行います。

  • 剪除法の手術は何歳から受けられますか?

    剪除法では、ワキガの原因となるアポクリン汗腺を除去します。アポクリン汗腺は、性ホルモンの分泌が増える思春期に発達し、活性化します。アポクリン汗腺が未発達の状態で手術を行うと、術後にアポクリン汗腺が増加してワキガが再発する可能性があります。そのため、手術を受ける場合は高校生以上の年齢が望ましいといえます。

  • 手術中に痛みはありますか?

    手術の際は、事前に局所麻酔薬を注射し、手術時の痛みを防ぎます。そのため、手術中の痛みはほとんどありません。

  • 手術後、ワキの毛は生えなくなりますか?

    汗腺とワキの毛の毛根は近い層にあるため、剪除法では汗腺を除去する際に毛根も取り除かれます。そのため、手術後は腋の多くの毛が生えなくなります。(剪除法の脱毛効果には個人差があります)。

  • 手術後はいつから仕事ができますか?

    剪除法後は、圧迫固定と患部の安静が必要です。
    軽いデスクワークなど、ワキを動かさない仕事であれば、ガーゼ交換を行う術後2〜3日後から再開が可能です。一方、ワキを動かす必要がある仕事の場合は、少なくとも1週間程度のお休みを取ることが推奨されます(術後1週間後に抜糸を行い、ガーゼが外れます)。さらに、頻繁に腕を上げてワキが動く仕事や運動については、術後2週間程度は控えていただくことが必要です。

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